院長紹介

ごあいさつ

院長 角田篤人院長 角田篤人

私は約20年近くの間、大学病院とその関連病院で医療に携わってきました。若いころは、手術の技術を向上させて、いかに患者さんのために貢献できるかばかりを考えていたように思われます。
そして、専門を志した膝関節に関する手術を一通りこなせるようになり、後輩を指導するような立場になって初めて、日々の診療について客観的に考えられるようになりました。
そこで考えたのは、外来で、「運動をしましょう」「体操・ストレッチをしましょう」とこちらから提案しても、実際どれだけの方がそれを実践しているのかということです。
予防という意味でも、運動・体操が良いということはお互い理解していても、多くの場合それが実践されていないのが現状だと思います。
そして、それがうまくいかず、病状が進行してしまった状態を診て、「手術をするより仕方がない」という話をします。
もちろん、手術をすれば痛みがとれることが多いですが、手術に100%は無く、どんなにうまくいった手術だとしても、手術に100%満足という方が想定よりも少ないという現状があります。
そういった毎日を過ごしているうちに、この現状を変えるため、患者さんにとって有益な場を提供したいと考え、大学病院では不可能な、「患者さんと近い距離間で運動器リハビリテーションの指導を行う」「PRP療法、集束型体外衝撃波治療といった新しい治療を導入する」クリニックを開こうと考えるにいたりました。
場所をこの地に選んだ理由は、約15年間この地域に住んだことで、この地域の環境と人のすばらしさを肌で感じたことと、東京慈恵会医科大学附属第三病院で約8年半働かせていただいたため、そこで診させていただいた患者さんたちが、通院可能な場所にしたいと考えたからです。
当院の理念である、「美しく、笑顔で」健康寿命を延ばすということの実現に向けて、皆さんといっしょに歩んでいけたらと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

院長 角田篤人

経歴

  • 1997年3月 開成高校 卒業
  • 2004年3月 東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
  • 2004年4月 東京慈恵会医科大学附属病院 研修
  • 2006年4月 東京慈恵会医科大学整形外科学講座 入局
  • 2006年4月 東京慈恵会医科大学附属病院 
    整形外科
  • 2008年1月 東京慈恵会医科大学附属柏病院 
    整形外科
  • 2010年1月 厚木市立病院 整形外科
  • 2012年4月 豊島病院 整形外科
  • 2014年7月 東京慈恵会医科大学附属第三病院 整形外科
  • 2020年10月 東京慈恵会医科大学附属第三病院 整形外科 診療医長
  • 2020年10月 東京慈恵会医科大学整形外科学講座 講師
  • 2023年1月 世田谷かくた整形外科 成城学園前院 開院

資格

所属学会

主な業績

英語論文 1)

Kakuta A, Ikeda R, Takeshita B, Takamatsu T, Otani T, Saito M. Intraoperative changes in medial joint gap after posterior femoral condylar resection, posterior osteophyte removal, and femoral component placement during primary total knee arthroplasty. Knee. 2022 Sep 14;39:1-9.
(人工膝関節置換術後患者において、中間屈曲位の不安定性が患者満足度の低下につながります。対策としては、術中の内側ギャップを厳密にコントロールする必要がありますが、これまでそのことについて詳細に記した論文がありませんでした。その術中の内側ギャップのコントロールの方法について詳細に記した論文です。Kneeという雑誌は、膝関節の分野では世界的に権威のある雑誌です。)

英語論文 2)

Kakuta A, Tanaka T, Chazono M, Komaki H, Kitasato S, Inagaki N, Akiyama S, Marumo K. Effects of micro-porosity and local BMP-2 administration on bioresorption of β-TCP and new bone formation. Biomater Res. 2019 Jul 26;23:12.
(骨切り術や骨折で多くの骨が粉砕して無くなってしまった症例において、β-TCPという人工骨がよく使用されています。同じ人工骨でも、その構造の違いによって、吸収率や骨形成率が大幅に変化します。また、BMP-2というタンパク質は骨形成を促進する効果があると言われています。ここに着目し、人工骨の構造を変化させてみたり、骨形成タンパク質を加えてみたりすることで、どれだけ早く人工骨を自分の骨に変化させることができるかについて記した論文です。Biomaterials Researchという雑誌は、バイオマテリアルの分野で世界的にたくさん引用され、高評価を受けている雑誌です。)

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